2014年2月15日土曜日

竹富島の牛は知っていた?

竹富島久高島のような島でした。



島の空気が神聖。
 

特に、今はシーズンオフで観光客が少ないから、なおさらだったのかもしれません。 

自転車でビューポイントや集落をまわってから、
レンタサイクル屋さんに自転車を返し、港まで歩いて行きました。

レンタサイクル屋さんに車で港まで送ってもらわずに歩いて行ったのは、
港に行く途中にあるらしい牧草地の牛たちを見たかったからです。

竹富島の黒牛たち

竹富島で草を食む黒い牛たちは、広大な土地での放牧という、
とてもよい環境で幸せに暮らしているように見えます。

「でも、殺されて、食べられちゃうんだよね」
といったようなことを、私が声に出して口にしたら、

「モーーーー!」
と、遠くで牛が大声を上げました。とても、とても、大きな声でした。

「牛が、わかって、返事したんじゃないの」
と旦那が言いました。 

そうかもしれない。


八重山諸島では牛の畜産が盛んです。「肉牛」と呼ばれる牛の畜産です。

八重山諸島の畜産農家は、繁殖農家と呼ばれていて、
牛の種付け(すべて人口受精:人間が腕をつっこんで種を付ける)
をして子牛を出産させ、数ヶ月(7ヶ月~10ヶ月)育てたらセリに出し、
本土から買い付けに来る畜産業者に売っています。

本土の畜産業者は、肥育農家と呼ばれている人たちで、
セリで買った子牛を2~3年育てて、松坂牛とか、神戸牛とか、宮崎牛とか、
おおざっぱに言うなら自分のところの土地の名前を付けて販売します。

石垣島にも肥育農家は存在して、そこで育てられた牛は石垣牛と名付けられ、
その肉が石垣島にたくさんある焼肉屋やステーキ屋で人間に食べられています。

日本の肥育農家では、たいてい牛たちは身動きできないところに閉じ込められ、
安全性が疑問視される餌を食べさせられ、
2~3年で殺されて、その肉を人間に食べられてしまいます。
牛の寿命は自然の状態なら約20年。
だから、成牛といっても、牛の3才は人間ならまだ12才。

一頭の母牛が子牛を生む数は一生に15頭ほどで、出産は年に一度。
子牛を生まなくなった母牛は「廃牛」と呼ばれ、
数千円という安値で「肉牛」として売られて殺されてしまいます。

 隔離されていた黒牛とエサに群がるカラスたち(竹富島のカラスは穏やかだった)

八重山諸島のなかでも、特に黒島は、
人口約300人に対して牛約3000頭という繁殖農家の島。
今回、私は黒島には行きませんでしたが、黒島のことちょっと調べてみました。

黒島は、昔はサトウキビの島でした。それが「肉牛」の畜産の島になったのは、

1)大干ばつによってサトウキビの生産量が減っていたところに、西表島から地下送水(海の底に水道管を敷いて水を運ぶ)のパイプラインが敷かれ、さらに、地表に露出している石灰岩を打ち砕いて土を掘り起こすことが可能になったおかげで牧草地を造れるようになったこと。(農業は無理でも草地なら造れるようになった)

2)牧野ダニという、牛と草を蝕むダニの駆除に成功したこと。

によるものだそうです。

黒島牛まつりの幟

黒島に行ってみたヴィーガンの女性のブログ記事があったので貼っておきます。http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-740.html 

私と同じ気持ちになった人がいたんだね~。
もし黒島に行く機会があったら、牛供養ができたらいいな。

竹富島の西桟橋の先端から望む小浜島と西表島

もちろん、見えないけれど、この海の底には水道管が通っているのですね。
凄いなあ。人間って。

ところで、「肉牛」だけじゃなくて、「乳牛」と呼ばれる牛たちもかわいそうです。

「乳牛」といっても、いつでも乳が出るというわけではなく、
出産しないと牛だって乳は出ない。人間と同じ。

だから、人間が牛を妊娠させて出産させる。
つまりメスの牛は人間に手をつっこまれて種付けをされるのです。
繁殖能力の高いオスの精液は0.5㏄で1万5000円ほどで取り引きされている

そうやって、メスの牛を妊娠させては、子牛を生ませ、乳を出させ、
また妊娠させ、子牛を生ませ、乳を出させるの繰り返し。
そして、6~7歳になって子牛を生まなくなると、「肉牛」として売ってしまいます。
自然な状態での牛の寿命は20年。

生まれたた子牛はというと、すぐに母牛から離されて、粉ミルクで育てられます。
お母さんのおっぱいは最初にちょっと飲ませてもらえるだけ。それも、
出産直後の乳には人間には有害な成分が含まれているからという理由で。

子牛は、オスであれば数ヶ月後に「肉牛」として売られていきます。
メスであれば、母牛と同じ運命をたどります。

これが、あまりに人工的で、悲しい、
大多数の日本の「乳牛」と呼ばれる牛たちの一生。

本来、牛は子牛が飲む量の6~7倍の乳を出します。
牛の妊娠期間は人間と同じ280日。
牛の乳首は4つあるけれども、牛が一度に生む子牛は一頭。
子牛が飲む牛乳の量は一日4~5リットル。
それに対して、母牛が出す乳の量は一日平均30リットル。

だから、古来より、牛が生息する地域では、
人間は牛に乳を分けてもらって摂取してきたのです。

自然の状態の牛の乳は自然の恵み。 人間が摂っても牛は苦しみません。
しかし、今の日本のほとんどの牛たちの乳は、
まったく自然の恵みなどではありません。

牛の苦しみという犠牲の上に絞られる牛乳は、やっぱり飲みたくなくなります。



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